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蛍光灯が自然光に近づいてきたわけ

蛍光灯の光はどうやって発生しているのでしょうか?
みなさん学校の授業等で一度はその原理を教わったことがあると思いますのでなんとなく分かるのではないでしょうか。
しかし蛍光灯の原理は非常に複雑なのです。
まず蛍光管の中の電極から放電が起こって電子が飛び出ます。電子は管のなかに封じ込められている水銀原子に衝突し、それを励起させます。励起された水銀原子は紫外線を放出します。紫外線は蛍光管の内側に塗られている蛍光物質に吸収されます。
そうすると、蛍光物質は人の目には見えない紫外線を人に見える可視光に変えます。
かつては蛍光灯に照らされた色具合は不自然と言われていました。
最近はずいぶんと自然光に近づいてきていますが、それは「三波長域発光形蛍光灯」の発明によるものです。パナソニック株式会社が「パルック」という商品名で最初に開発した蛍光管です。
いままで、自然に近い発光をする蛍光物質を探すのは困難でした。
ところが光の三原色(赤、青、緑)の三つの波長を光をブレンドしただけで、十分自然な色合いを出せることが発見されたのです。
 

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